原口総務相がtwitterに速報を流したコトについて「既得権益ってやーね」って視点に片寄ると、まともな議論はできないよね。そういうわけで、ボクなりにちょっと整理してみた。

原口総務相は2日午前の閣議後記者会見で、チリで起きた巨大地震に伴う津波の関連情報を自らのツイッ ター(簡易投稿サイト)に書き込んだことについて、「正確な情報を国民に伝えることを優先した」と述べ、理解を求めた。

 そのうえで、NHKなど災害情報を発信する放送機関について、「もっと適宜適切に、公共放送も含めて横並びでない 細かな情報が流れるように、双方向のシステムがあればいい」と指摘した。放送行政と総務省消防庁を所管する総務相が、災害放送が義務づけられる放送機関よ り、 ツイッターの利用を優先させる考えを示したことは、今後、論議を呼ぶ可能性がある。

原 口総務相弁明…ツイッターで津波情報流してた - YOMIURI ONLINE

「既得権益ってやーね、ひがみっぽくって」という視点に片寄るとリスクを見失うかもしれない。リスクを見失うと、まぁ、まともな議論はできないよ ね。もちろん賛成派だけで盛り上がるなら、それでもいいんだろうけど。

ボクは話がすれ違うとイライラしてくるタチなので、自分なりにちょっと整理しておきたい。

まず、この小さな一件から示唆されるリスクは:

  • 情報アクセスの公平性
    • twitterはまだ必要十分なほど、普遍的に使われているサービスではない
    • twitterに情報を流す傾向が進めば、twitterユーザと非ユーザで情報断絶が生まれるリスクがある
  • 情報の信頼性
    • 担当省庁の大臣とはいえ、専門家ではないため、誤った理解に基づく誤情報や、分かりづらい表現で誤解を誘発するリスクがある

こんなところかな。対するリターンは:

  • 一次情報がそのまま、低コストで手に入る
  • 情報のスピード感
このあたりになる。このあたりを引き比べて、初めてコトの良し悪しが言えるんじゃないのかな。(ボクのリスク/リターンの洗い出しがイイカゲン粗いっての はひとまず置おいて)

ちなみにボクの結論は支持。

自分で挙げといていうのもなんだけど、見込まれるリスクは無視出来るほど小さいと見える。だってボクら勤め人はそもそも昼間からテレビにかじりつくなんて できないのでテレビだの新聞だのを優先されても「公平性」に影響があるとは思えない。それに省庁を預かる担当大臣の発言が「信頼性」に欠けるというなら、 それはそもそも資質に欠けってコトだもの。

対して、やはり一次情報が比較的低いコストで手に入ること, またその情報にスピード感があるというコトは大きな価値があるよね。そのあたり、マスメディアにとっては「脅威」に映るみたいだけど、実際のところ「機 会」でもあるだろうし。

……さて、他のみんなはどういう評価を下すのかしら?