Apple iPadとAmazon Kindleが競合するだなんて、ナンセンスもいいところじゃない? #ipad #kindle
AppleはAmazonに対して一枚上手に出た。Jeff Bezosのチームはeブックのリーダーであり続けるためにはすっかりゼロから出直して新しい製品を作るしかない。Apple iPadがAmazon Kindleに勝つ10の理由 - TechCrunch Japan
よくApple iPad vs Amazon Kindleの構図を見かけるのだけど、ホントは競合なんかじゃないんだよね。
まず、Apple iPadは読書するためのデバイスではなく、読書「も」できるデバイスに過ぎない。読書も音楽もビデオ鑑賞も、またゲームもでき ればWebサーフィンも仕事もできる, しかも机に向き合うことなしに……というようなデバイスなんだ。(ボクは、そういった特性よりも、むしろUXの方 に興味があるけどvs Kindleが云々には必要ない観点なので、横においておく)
一方、Kindleは正しく読書をするためのデバイスで、おまけ程度にフィードリーダの仕事もできる。目的は、ユーザに「新しい読書体験」(つまり 電子書籍での「読書」)を経験させることにあり、その先にはAmazonでの販売の比率を物理書籍から電子書籍に大きくシフトさせたい、という狙いがあ る。Amazon的には在庫/物流の諸コストが掛かる物理書籍よりも、電子書籍の方が単純に美味しいから。
そもそもAmazonの狙いとしては、デバイスとしてのKindleが売れる必要なんて全くなく、人々の購買行動が「物理書籍から電子書籍へ」向 かってくれればそれでいいんである。あわよくばAmazonの独自フォーマットをデファクトにして、ほどほどに参入障壁を築いておきたかったのも本音だろ うけどさ。
そういうわけで、iPadの登場はAmazonにとっては注目に価するかもしれないけれど、特段の脅威ではない。「音楽もビデオ鑑賞も、Webサー フィンもできる? そりゃ凄いね。もちろん、それは読書もできるんだよね? Amazonから買った本を」ってトコロじゃないかな。
もちろんiBooksは真っ向から競合になるので、何らかの対抗手段は打ってくるだろうけどね。むしろ、そちらの方が重要なんじゃないかな。