Adolf Hitlerがドイツでした様々なことを「大きな悪」の「物語」として捉えるのは、分り易く忘れられにくいかもしれないけれど実は大きな罠だよね……とボクは思った。
「ヒトラーがドイツでやったことはすべて合法だったことを忘れるな」「ヒトラーがドイツで やったことはすべて合法だったことを忘れるな」(マーティン・ルーサー・キング・ジュニア) - Zopeジャンキー日記
(Never forget that everything Hitler did in Germany was legal) マー ティン・ルーサー・キング・ジュニア(キング牧師)の言葉。 1963年に発表された「Letter from Birmingham Jail」に出てくる一節。
確かにそのとおりなんだよね。
Adolf Hitlerという「大きな悪」を設定して、そいつが悪いんだと責任を全て押し付けてしまえば分り易いし、自分たち自身の「あやまち」(あるいは その可能性)から目を逸らすことができる。「大きな悪」の「物語」として、継承することで「わたしたちはあのひげきをわすれません」と言い続けることもで きる。
でも、それでは何も変わらないんだよね。問題の「本質」を見失ってしまう。分り易い「物語」は、その分り易い物語はそれ自体が罠だと思った方がい い。
大切なのは、その「大きな悪」がいかにして誕生し、実行されたか。
例えばそれは法の不整備であったかもしれない, あるいは熱狂した人々の愚かな選択の積み重ねであったかもしれない。問題の「本質」から目をそらせば、色々と楽はできるけど、いつか同じことを繰り返すよ ね。
……で、これって「大きな悪」に限った話ではなくて、日常的に繰り返し遭遇する「小さな悪」(問題)にも言えることだよね。ついつい「誰それが悪 い」で満足してしまいがちなんだけど。