SEに家電の操作を訪ねるときは、そっとマニュアルを差し出して「どのへん見たらわかるかしら?」と。

「マニュアル読め」ってのは突き放してるわけじゃなくて、「そうしないと覚えられなくてムダだから」と いうのを言ってるのではないかと思うのです。だから決して冷たいというわけじゃない。マニュアルを読み、自分なりに考えながら、一通り操作なりしてみた時 というのは、言われるがままに操作した時と比べて格段に覚えが良いはずです。たとえば車の運転。言われるがままにハンドル操作してたらぜんぜん道順覚えて ないんだけど、目印だけ教えてもらって、それを自分で探しながら操作した時はそこそこ道を覚えることができた……って経験ないでしょうか。それと同じ。
SEっ て、すぐ「マニュアル読め」と突き放すよね? − Tech総研

自分の時間を侵略されたくないから自己防衛、ってのもあるケドね(笑)。

それに、そもそもマニュアルって作る側からしたら「同じコトを何度も聞かれたくないから」って側面もあるわけで。

それをないがしろにして家人が「教えて君」をするサマは、職場でエンドユーザが下らない(自分でちょっと調べればすぐ分かるような)問い合わせで自 分の持ち時間を侵略するようで、やりきれないものがあるんではなかろーか。

そんなわけで。SEに家電の操作を訪ねるときは、そっとマニュアルを差し出して「どのへん見たらわかるかしら?」と。そのくらいまでして頂けたら、 快く教えてあげられるし、尋ねた側も身につきやすいし、割とシアワセなんではないかと思うですよ。

BOOK OFF ONLINEの品質管理の姿勢は「過剰品質」なのか、それとも「Customer Delight」なのか。 #bookoff

今日も「良い会社だなあ」と思ったのが、去年ぼくが「買った本からタバコ臭がする。こういうのは(とく に非喫煙者にとっては)二度と使わない十分すぎる理 由になるから、徹底的にチェックしてくれ」と伝えたのが、きちんと現場の仕組みとして取り組まれていたこと。詳しい話は「ブログに書いてね」と言っといた ので、そのうちスタッフブログで公開されると思いますが非対面で古本を販売する以上、商品のクオリティについては厳しく基準を設けなくちゃいけないと思い ます。
Good to Great - Smashmedia

ボクなんかは、大雑把でいい加減なので、古書店で買った本から「タバコ臭」がしたからって、どうこうとは思わない。でも、それを感じるヒトがいるコ トもまた確実で。

だから「古本ですから」なんてエクスキューズに逃げないで、顧客の満足に向き合う姿勢はとても好印象に映る。コストアップを上手に抑え込んでやって るなら。

世の中では「過剰品質」なんてコトバも流行りつつあるようで。さて「古本」に対して、ここまでの品質管理を求めるのは、どうなのか。「タバコ臭」が しても、相応にコストが安ければいいんじゃないか、とか。(実際は「タバコ臭」ってニオイ移りするから、必然的に別管理が必要で、その分コストがかさむん だけど、さておき)

新本との棲み分けを明確に意識するなら、ここの古本の「状態」を明らかにして、悪いものは悪いなりにコストに反映させる方がいいんじゃないか……そ んなコトを思ったりした。そのあたりは、おそらく社内でさんざ議論を尽くして、今の方向になったんだろうけど。

むー。消費者サイドとしてはどちらが多数派なんだろうなあ。

以下、どーでもいいおまけ。

むしろ店舗で展開しているBOOK OFFの方にこそ、この姿勢を逆輸入してくれないかなぁ。経営自体が別個なので難しいのは承知の上。

時々、ヨゴれてたり紙折れしたりしてる本が100円じゃない方で売ってて、そういうのをうっかり買っちゃったりするとイラッと来るんだ。我ながら小 さい了見だけど。

ヨゴレ, 紙折れのものをいっそおかないか、置くなら置くで価格に反映してくれたら納得できるんだけどさ。

マスメディアはどうして「広告主と距離を取りつつ」記事を書くことができないか。

[追記の追記]
AdSenseやAmazonで収益をまかなうというのは、広告主と距離を取りつつマネタイズするという観点でもいいですね。
ブログでメシが食えるようになればいい ね - smashmedia

マスメディアはどうして広告主と距離を取りつつ記事を書くことができないか。そのあたりを想像すると、なかなか含蓄深い指摘だと思っ た。

草の根メディア, マイクロメディアであるblogや諸々のWebサービスでは、AdSenseによる自動挿入広告やAmazonなどに代表されるアフィリエイト、でも収益 を支えるコトが不可能ではない。簡単なわけでもないけど。(ボクなんか収入らしきものを得たこともない!)

でもそういう広告主と距離を取りつつ収益を得られるメディアは、果たして「企業組織」を支えうるほど大きな「収入」になりうるかとい うと疑問になっちゃうんだよね。実際、それが上手くいったという事例も、とんと聞いたことはない。ボクが不勉強なだけかもしれないけれど。

そのあたりを捉えて「メディア企業のコスト構造を根本から変えなくちゃ」(=運営コストがこれから得られるだろう収入と比べて高すぎる)と指摘する ヒトは少なくない。でも、その高コストな「企業組織」でなければできないコトはないのか?

色々、考えちゃうなぁ。

「Googleの愚直さ」とは、つまりGoogleの中のヒトにとっては「自然」な選択なんだ。ボクらにとっては信じられないような巨大な投資を伴っているとしても。 #google #computing

黒字化の理由ですが、YouTubeにがっつり半透明の広告が設置さ れるようになったなどの広告の強化に加えて、多くの人々が予想していた動画ビジネスはその配信コストをまかなうことが広告収入からは出来ないといった予測 に対して、Googleが あっさりとその上を行ったという点が上げられます。というのも、現状Googleが動画配信に必要な配信コストが劇的 に下がっているのです。Googleが海底ケーブルを引きまくっているの は有名ですが、例えば2008年2月に合意した以下のケーブルは、

2009年11月に千葉に到着しました。

こんなことを世界各地で行っていたら、そりゃ配信コストも下がり続けます。つまり、Web2.0という概念から黒字化は出来な かったが、Googleの 愚直さはWeb2.0と は全く関係ないところで、YouTubeを成功に導いたのです。

Googleの愚直さが作る未 来を見誤るな - Future Insight

クラウドの一面として「投資を集約することで単位当たりのコスト効率(コストvs効果)を上げる」ってのがある。そして、そのコスト効率が臨界点を 超えると、今までには到底できなかったような「新しい」常識が立ち上がってくる。

そのあたりはNicholas G. Carrの著書「ク ラウド化する世界」の主題でもあった。

この記事でGoogleの愚直さと表現されているものは、Googleがそれを徹底しているってコトなんだと思う。

記事後半で言われている音声認識の仕組みも同様。「端末」という、色々な意味で「分散」せざるを得ないものへの投資は最小限に抑え、コアの部分は 「クラウド」側に集約する。

巨大なクラウドがソフトウェア開発の中心にあるGoogleの中にいるエンジニアにとっては、それはむしろそれは「愚直」というよりも「自然」な選 択だったのじゃないか。

そんなコトを思った朝08:26、始業前なんである。

MediaMarkerを始めつつ、rss2emailでフィードをEvernoteに食べさせるよにしてみた。 #mediamarker #rss2email #evernote

・MediaMarkerを儲けさせろ!
MediaMarkerユーザが多 かったからか、MediaMarkerの 話題も上がりました。ちなみに@mehoriさんは中の人@coanmmさ んとあったことがあるとかで、なかなか大変だという話を伺いました。そこでの統一見解は「プレミアムユーザ」でも「レベニューシェア」でも「有料アプリ」 でもいいから、とにかく儲けて貰いたいというもの。MediaMarkerが無くなるとぼかぁ間違いなく3日ぐらい立ち直れないですねw

FireShot capture #079 - 'メディアマーカー - beckの本棚' - mediamarker_net_u_beck.png MediaMarker for iPhoneの画面イメージ

手帳オフ@渋谷(2) - WEBサービス&iPhone Hacks! - Hacks for Creative Life!

決め手はiPhone Appが用意されていること。それからユーザがもっと儲けて欲しいと思うサービスとまで居わしめているとこ ろ。

とりあえずフィードをrss2email経由でEvernoteに食べさせるようにしてみた。これで使い込むほどにEvernoteが賢くなり蔵書 リストが充実するって寸法である。ちょっと楽しくなってきちゃったぞ。

「marketplace for FaliCa」はアジア, とりわけ日本では「Squre」の協力なライバルになるんじゃなかろうか。 #iphone #felica

iPhoneケース(「marketplace」FeliCa対応版)製品イメージ図
iPhoneケース(「marketplace」FeliCa対応版)製品イメージ図

  ソニーが開発したFeliCaは、日本をはじめアジア各国で利用されている。日本国内ではFeliCa内蔵携帯電話は約1億台、Felica内蔵の交通 カードや電子マネーカードは1億2千万枚以上出荷されており、今回の発表は、こうしたFeliCa決済をiPhoneでも利用可能にするソリューションと なっている。

 ソリューションで利用されるiPhone 用ケース(『marketplace』FeliCa 対応版)は、mophie社高機能ケースにFeliCa用ソフトを組み込む。これにより、ユーザーは専用アプリを起動し、iPhoneケースに手持ちの FeliCaカードを挿入することで、残高照会や決済などが可能になる。なお、「marketplace」FeliCa対応版のサイズや重量などの仕様は 現段階では明らかにされていない。

FeliCa カード対応ケースを使ったiPhone電子決済ソリューション - ケータイWatch

最初の印象は、「これ、Squreの 強力なライバルになっちゃうんじゃないかしら?」というところ。

ビジネスモデルはおそらく相当ちがったものになるだろうと思う。ハードウェアの販売でお金を稼ぐか、あるいは機能拡張や企業の既存システムへの組み 込みなどソリューションで稼ぐか。色々と方法はありそうだけどSqureのように「ハードウェアアドオン」を無料配布する必要はなさそうに思える。

強みはなんといってもFeliCaのイン フラが、そのまますぐ使える点だよね。欧米では普及していないけれど、アジア, なかでもとりわけ日本では、ほとんど、どこでも使える感覚だもの。それこそ、その昔、ケータイの評論家スジのヒトたちが「iPhoneが日本で失敗する原 因」の一つとして、ほぼ確実に挙げていたくらいの。

逆に弱点もまたFeliCaだけどさ。欧米ではFeliCaはほとんど普及していない。いちからインフラを築くのも厳しいところがあるだろう。…… ただ、提供者側でも積極的に出て行く気はないんだろうけどね。日本国内だけで十分に投資を回収できる、くらいに思ってるんじゃないか。……あるいは marketplaceのモジュールを組み替えながら、投入先の市場に合わせて対応する決済システムを変えるのかもしれない。

そんなわけで中期的には「欧米ではSqure, 日本国内ではmarketplace for FeliCa」なんて具合に棲み分けが進むんじゃな いかというのがボクの想像。Squreがmarketplace for FeliCaよりも先に日本に入ってくるってシナリオはまずなさそうだし。

長期的にはどうなるのかなぁ。Squreもゆっくりと時間を掛けて、特に海外に出ることの多いビジネスマン層から一定の市場を築くんじゃないかとは 思うけど。

普及の速度はmarketplaceのコンシューマへの提供価格次第だろうね。そもそもiPhone使ってる時点で、FeliCaの利用は捨ててる か、別の手を打ってあるかのハズだから。ボクみたいに、もともとFeliCaの類は一切使ってないユーザだと数千円のレベルに収まってないと、まず買わな いだろうなぁ。

ILM的に言うと #evernote は「作成と受容」以前のフェイズか、「配布」以降のフェイズの情報を置いておく場所に向いてるよね

・DropBoxとEvernoteの使い分け
これはかなり熱い議論でしたが、大まかな議論の方向性としては@mehoriさんがおっしゃられた
mehori150_bigger.jpg Evernoteは記憶
Dropboxは記録

が軸になっていたと思います。ちょっとうろ覚えなんだけど、Dropboxは「1度使ったら価値が0になるも、今の自分には意味があるけ ど別に未来永劫残したい訳じゃない物」を入れるもので、Evernoteは「またいつか引っ張り出して使いたい物、未来永劫残したい物」をいれると いうのも考え方の一つの様です。

個人的にはActive(まだ編集される物、プロジェクトとして運用・共有されるもの)なものがDropBoxで、 Archive(参照情報、参考資料、自分だけが必要なときに引っ張り出せればいいもの)はEvernoteというイメージでした。 @kazumotoさんのお考えについてはご自身のBlogにEvernote とDropboxの使い分け-私の場合-という素晴らしい解説記事が載っているのでそちらをご覧下さいませ。

手帳オフ@渋谷(2) - WEBサービス&iPhone Hacks! - Hacks for Creative Life!

去年、プレミアウムユーザになった辺りから、意識的になんでもぽいぽい放り込むようにし始めて、ボクもちょうど感じ始めてきていた。現在進行形で更 新している情報を放り込むのにはあまり向いてないんだよね。

ILM的 に言えば「配布」以降のフェイズの情報を置いておくか、あるいは「作成と受容」以前のフェイズで収集した情報を入れて置く感じ。

このあたりの違いは自分の「持ち物」として更新している情報であれば、使い分けを意識しなくても問題ないと思う。ただ、これが「協働」して更新され ていく「成果物」としては非常に難しい。だって、どの成果物がいつ更新されたか分からないから。

マスタをEvernoteの公開ノートにして、更新されたら対象のノートにコミットしていく……みたいな運用ができるなら別だけど、大抵の場合、な かなかそれも難しいよね。特に勤め人が使うのにEvernoteを会社組織として使ってくれ、ってのは薮蛇になりかねないもんなぁ。

といって、dropboxも使えないボクは会社のファイルサーバを使い易く整理していく道を真剣に考えねばならないのだよな。むー。

ふと思い立って「まるごとRSS」を経由させて快適なフィードリーダ環境を整えてみた

まるごとRSSはウェブ上の部分配信フィード(RSS 1.0/RSS 2.0/Atom)を全文配信フィード変換するサービスです。RSSリーダー で全文配信フィードを購読する場合に便利です。以下の入力欄に編集したいフィードのURLを入れて、GOボタンを押してください。
RSS フィードを全文配信で読むなら まるごとRSS

幾つかのサイトで、全文配信をしてくれていないところがあり、しかし情報には興味があって「むぅーっ」となったまま、長らく放置していたのだけど、 なにしろiPhoneでもパソコンでも、情報集収の基点がフィードリーダなので不便で仕方がなかった。

今日、ふと思い立ってまるごとRSSを経由させて全文配信状態にする コトにしてみた。これがまた大変に快適で、やっぱり全文配信でないフィードはストレスのタネだったんだなぁと改めて感じた次第。いやぁ、らくちんらくち ん、こりゃたまらない。

使い方は、フィードリーダを使ってるような人にとっては至極簡単。

  1. 全文配信して欲しいサイトのフィードのURLをコピーする
  2. まるごとRSSを開く
  3. フィードのURLをテキストボックスにペーストして、Goボタンを押す
  4. 生成されたフィードURLをフィードリーダに設定する (主要なフィードリーダであれば、ボタンひとつでできるようになってるし、そうでないものも手入力可能)

広告収入の都合, サイトレイアウトその他のデザインへのこだわり, 1記事だけを切り出して読むのではなく前後の文脈まで追って欲しいという発信 者側の要望……などなど、サイト運営者側の理由も色々あると思う。思うのだけど、やっぱりボクにはついていけなかった。

「製品」の競争力はジャパネットたかた式の売り込みが、製品設計のレベルから織り込まれているかどうかに尽きるんじゃないか。

 こうした現象は、日本国内に限りません。世界的に見ても、モノにも食べ物にも苦労しない社会階層が相 当に拡大しつつある。こうした状況の中で、「機能」 や「性能」だけで争う市場をいくら造ろうとしても、こうした社会階層に対しては、「機能」/「性能」を必要とする生活自体をデザインしてかからなければ、 そしてその生活に魅力がなければ、モノの方にも、誰もコミットしてくれない。
モ ノの競争力からライフスタイルの競争力へ - 村上敬亮 情報産業の未来図

ボクたちが欲しいのは「モノ」ではなく「体験」だって話だよね。その「モノ」が、ボクたちの「生活体験」をどう快適にしてくれるか, あるいは演出してくれるか。

ソフトウェアの側では、すでにUser Experience Designというコトバで、製品設計に取り込まれ始めている。これが物理的な「モノ」としての製品にも求められるように なっていくんだろう、というのが引用元記事の主張なんだと理解した。

そのあたりのシフトは「消費者」サイドから言わせてもらえば「モノに囲まれているのに疲れた」とか「モノが欲しいわけじゃない」とかでは決してな い。

単に、苦しい台所事情の中で優先順位付けがシビアになってきてて、また、その尺度が:

  • ボク(たち)の生活に必要不可欠か?
  • ボク(たち)の生活を心地よくしてくれるか?
というトコロに移り、ステータスシンボルとしての「モノ」が、ここに入り込めないのは、ごくごく単純に「カネがない」からだ。

その中で前者に合致しないもの(自動車や冷蔵庫)が若者の間で増えてきたのは確かに「コンビニ」であったり「交通機関」であったりといった、社会インフラ が整ってきたからだろうとは思う。

後者に関しては、すでに「モノ」の性能が十分によくなったので最低ランクの「モノ」の「機能」や「スペック」でも満足されてしまうってコトなんだろうね。 だから「機能」や「スペック」そのものは、製品を差別化する要素にはなりない。だから、製品の競争力は、この製品をこういう風に使ったら……という、ジャ パネットたかた式の売り込みが、製品設計レベルから織り込まれているかどうかに尽きるんじゃないか。

そんなコトをつらつら思った昼下がりなんである。

Google vs 中国政府の第一ラウンドは、どうやら終わったみたいだ。次のラウンドが始まるのはいつ頃で、ゴングを鳴らすのは誰だろう。 #google #china

Google vs 中国政府の第一ラウンドは、どうやら終わったみたいだ。Webのあちこちで、そのラウンドのゲーム運びと今後の展開を予測する記事がで始めている。

さまざまな情 報を 総合すると、Googleの中国問題については、CEOのEric Schmidtが懐疑的だったファウンダーのSergey Brinをビジネス上正しい決定だとして説得したようだ。さらにGoogleが中国国内に足がかりを持った方が、単に外部から批判するよりも中国の状況を 改善するのに貢献できるという議論もあったに違いない。この議論はGoogleの情報に関する哲学10箇条の 第8項(情報は国境を越えて流通できなければならない)にも合致する。また第1項(ユーザーの利益を第一に。すべてはそこから判断せよ)、第4項(ウェブ はデモクラシーだ)、第6項(悪を為さなくとも金儲けはできる)とも合わせて、Brinは説得されたのだろう。もし中国政府の要求する検閲を行わないなら Googleは、中国国内での活動をいっさい許されなかった。
改 めるに遅すぎることはない—Googleは中国について正しい決断をした - TechCrunch Japan

Googleが中国政府の要請を受け容れて、フィルタリングに協力したのはこういう経緯だったのか、と改めて。Eric Schmidtは彼の立場としてするべきことをした、ってコトだよな。Google自身が掲げる情報に関する哲学10箇条に 反するものではない、と説得されればSergey Brinだって受け容れざるを得なかっただろう。

その結果について:

「中に入って状況の改善を図る」というGoogleのアプローチは残念ながらうまくいかなかった。だか らといって大失敗であったともいえない。全体としてみればGoogleは中国の検索市場でトップの座につくことはできなかったが、中国でも高学 歴の若いエリート層には非常に強く支持されたことが見てとれる。こうしたユーザーからやがて中国の強力なテクノロジー企業の運営者層が生まれてく るだろう。こうした中国のユーザーはGoogleが利用 できなくなることに失望している。彼らは中国共産党の独裁に対して立ち上がるだろうか? そういうことはあるまい。しかし、こうしたユーザーの存在が自由 化への大きな圧力となるはずだ。

TechCrunchのMG Sieglerは、 このように評価している。

ボクには、実際のところ、どのくらいの圧力になるかは分からない。動機づけとして、はっきりしたものを残したとは思う。人間、体験したことのない 「快適さ」から引き離されるのと、実際に我が身で体験した「快適さ」から引き離されるのとでは、それを取り返そうとする動機づけの強度はハッキリ違うよ ね。

いずれにせよ善をなすのに遅すぎるということはないという記事冒頭の評価はボクも賛同する。たとえ、それが経済合理性に基づく意志決 定だとしても、そのなしたコトそのものが正しいならば、それは評価されるべきだと思う。まして、Googleほど巨大なプレイヤーの影響力は小さくないよ ね。

さておき、次のラウンドが始まるのはいつ頃で、ゴングを鳴らすのは誰だろう。