優れたコードを書く人たちには、コンピュータの外側でも優れた仕組みを作る素養と文化がある。

 例えば、毎月ある種の統計作業があるとするならば、エクセルなどの面倒な作業をしなくても、たったひ とつスクリプトを書いておくだけでその作業は済んで しまう。会社経営においても、プログラマーとしての気質が有利に働いていた、ということは言えるかもしれません。プログラマーをやっていると、コンピュー タの中の世界だけでなく、世の中のシステムを最適化することにまで考え方が拡張していくのです。そういったものを最近では「ライフハック」と呼んで、いか に効率よく仕事を回せるかということを指していますが、僕の会社では業務の合理化、最適化のために「すべてのプロセスをまず疑え」と社員にいっていまし た。
堀 江貴文に聞く【行動編】:最先端技術を使う習慣があれば「先見」なんてなくても成功する - 誠 Biz.ID

ボクはコードを書く人ではないのだけど @dankogai@hiroyuki_ni を見ていても同様のことを思う。またボクがいる職場で優れた管理職である人は、過去において(ボクくらいの年の頃において)社内ではすこぶる優れたコード を書く人たちでもあった。

もちろん、コードを書く人の全てがコンピュータの外でも優れている、とは限らないよね。もしそうだとしたら、世の中からIT系のブラック企業なんて ものは、とうになくなってるだろうし。でも、ボクの観測範囲では「コンピュータの外でも優れている」事例が沢山あって、だから何らかの特異さが彼らにはあ るんじゃないかと思ってるんだ。

一つには問題解決に必要な能力(論理的にモノゴトを考える, 分析ではなく解決を志向する, 具体的な事象をモデル化する, 「仕組み」を作って再利用する……etc.)をコードを書くヒトたちはよく鍛えているから、という点があるんだろう。あまりにアタリマエであるけれど、重 要。

それからもう一つには文化的な側面があって。つまり「ムダがないものは美しい」, 「より小さなコストで大きな効果を上げる仕組みは美しい」という 美意識。そういう美意識に照らしてみると、ゲンジツの世の中はあまりにムダが多くツギハギだらけでみっともない「スパゲッティコード」に見えるんだろう な。

さて、ではコードを書く人でないボクはどうしようか。今さらコードを書き始めるのも中途半端で終わりそうであるし。そういう能力の「価値」を知って る人として上手く利用する側に回るには、少々役者が不足であるしなぁ。