鯨は森の森林と聞いて、「泳ぐ森」ってイメージが真っ先にアタマに浮かび、しばし和んだり癒されたり。でも実態はちょっと生臭かった。 #whale

Carbon credits proposed for whale conservation : Nature News

先日アメリカポー トランドで行われたOcean Sciences meetingでの、Dr Andrew Pershingさん(The University of Maine)の話によりますと、クジラは海の森林みたい な ものなんだそうです。生き物は炭素でできているのだけれども、ク ジラは特に体がでかいので、一頭あたりの持つ炭素量がハンパないというお話。 Andrew Pershingさんの計算によると、クジラバイオ マ スとして全部で9,000,000トンの炭素を貯蔵していることになるんだっ て*1

低炭素社会のためにも捕 鯨をやめよう/クジラの骨SUGEEEEEEEE - 蝉コロン

「泳ぐ森」ってイメージが真っ先にアタマに浮かんで、しばし和んだり癒されたり。

ただ、この主張はそういうイメージとは裏腹に生臭い部分を含んでて:

  • 鯨は「生きている」それだけで体内に大量の「炭素」を溜め込んでいるようなものだ (これをWhale Carbon Creditというそうな, 元記事によると)
    • 鯨が溜め込んでいる「炭素」は、元は大気から海水に溶け込んだものであったり、地上から流れて来たものである
    • 鯨が死んで海底に沈むと、その身体に溜め込んでいた大量の「炭素」は再び地上や大気に還ることがない (一部は他の生き物に美味しく食べられて循環のサイクルに戻るけど)
  • 従って、実質的に鯨が増えれば大気中の炭素量(≒二酸化炭素の量)は減るし、逆に鯨の数を減らせば何らかの形で大気中に還元される炭素量は増 える

だから、捕鯨はイケナイことだ、という主張に繋がっているらしい。

これはなかなか上手いよね。数が減ったら「絶滅危惧」の路線でアンチ捕鯨を訴え、数が増えたら増えたで「環境破壊」の路線でアンチ捕鯨を訴えるコト ができるもの。